電気抵抗を発見し、電気抵抗の単位となっているオーム(G.S.Ohm)が電気接触問題について初めて文章で記述して以来200年、我々はいまだに、この問題を解決できずにいる。しかし、電気接触は、接触部品ではスイッチ、コネクタ、リレー等々電気・電気装置には必ず存在している。これはどうしたことだろうか、興味のある方はぜひこの研究会へご出席ください。
研究会の紹介
この研究会は、電気接触現象を解明するために、表面科学、界面科学、これらの応用のトライボロジー、表面の汚染、腐食、分子の吸着、2表面の接触境界部で生ずる変形や関連する硬さ、ひずみ、真の接触面積 等の表面の機械的特性、さらに、電気的観点から微小接触面での電流分布、発熱、軟化、溶融、凝着に起因するスティック、摩擦、摩耗、フレッティング現象等を総合的に議論研究します。
応用面ではリレー、スイッチ、コネクタ等の接触デバイス、遮断器、ブラッシとスリップリング等の摺動接触部、接点オイル、防食材等、これらに関係する材料、寿命評価、環境雰囲気問題等の多くの接触面に関する事項を研究発表し議論します。

研究会への参加、研究発表は自由で、無料が特徴です。

「継電器コンタクトテクノロジ研究会の終了」についてのお知らせ
  2000年4月から続いてきました研究会は、新型コロナウイルスの蔓延で休会の
  やむなきに至りましたが、ウイルス禍が長期にわたって収まらず、その間に人の集まる
  集会への出席や発表に制約がかかり、なかなか開催の運びになりませんでした。
  現在、種々のソフトによるWEB会議が開催できるようになりました。

  しかし当研究会のモットーであります、誰でも発表ができ、参加者も随意希望者は任意に
  参加できるということが、本研究会のような小規模の研究会では種々の制約があり
  開催が難しくなりました。

  また研究発表者は必ずしも自由に発表する環境が難しく、種々の規制を受けるようになり
  時代の変化を感じるようにもなりました。
111 このように当研究会発足の当初とはすべての状況が非常に異なり、将来に向けても
  この状況は変わる見込みはなく、研究会の運営がますます難しくなることが予想されます。

  このようなわけで、今年度いっぱいで当研究会を閉じることとの考えに至りました。
  賛助会の皆様方には、23年間の長きにわたりご支援をいただき厚く御礼申し上げます。

  2023年3月
              コンタクトテクノロジ研究会 代表
                     玉井 輝雄 

   
お知らせ
「電気接触」に関する書籍が出版されました。詳細はこちらをご参照ください。
定価:¥4,400.-です。研究会事務局からですと¥3,900.-でお分けいたします。

継電器研究会の50年の発表論文を収録したDVDに引き続き、継電器・コンタクトテクノロジ研究会での発表論文を第1回から120回までを収録したDVDが完成いたしました。
配布価格は¥9,500.-です。

前回と違いセキュリティを弱め使いやすくしてあります。もちろん紙へのハードコピーもできます。ご希望の方は下記までご連絡ください。
また、前回の継電器研究会発表論文DVDの在庫も僅少ございます。ご利用下さい。
定価:¥18,000.-です。
代金振込先:京葉銀行、白井支店(283)、普通口座:6979361
名義:継電器・コンタクトテクノロジ研究会 会長 玉井輝雄(タマイ テルタカ)